JOSEPH HOMME

LIBERTY LIBERTY

30歳を過ぎた頃、あることに気づいた。

旅行や夜遊びも楽しいけれど、
ひとつの場所に心静かに滞在することもまた奥の深い遊びなのだと。

この夏、大きなプロジェクトをやり終えた僕は、
リフレッシュするために5日間の休暇を取った。
目的は母方の叔父が持っている、リゾート地に建つ別荘でのステイ。

旅支度を始める。
ワードローブのメインは、英国のリバティプリントが
ふんだんに使われたジョゼフ オムの最新コレクション。

カラフルなフラワープリントから、シックなモノトーンの草花柄まで、
見ているだけで心躍るものばかり。
ステイホームを楽園にする方法がここにあった。

DAY1

仕事漬けの毎日を送っていた僕にとって、結局、予定のないこんな一日がもっとも贅沢なのだ、と気づく。

着こなしだってフリー。ジャージーの半袖シャツの上に立体的なリバティプリントが優雅なムードを醸し出すシャツを重ねて、パンツはストレッチのきいたスラックスタイプのシティを。

半袖シャツのレイヤードも、ベージュと白をベースにしたカラーコーディネートも落ち着いたリゾート地の雰囲気にマッチする。

日が暮れたら、海辺のホテルのバーに美味いモヒートを飲みに行こう。

DAY2

僕が別荘に滞在していることを知った学生時代からの友人が遊びに来ると言ってきかない。すでにこちらに向かっているという。

今日着ているシャツもリバティ。草花模様のコットンファブリックがパッチワークされたシャツは一枚でスタイリングがきまる存在感がありながら、白がベースになっているため、着こなしやすい。

シャリ感のあるコットンナイロンのバミューダショーツもシャツに合わせてホワイトを選んだ。

友人の到着まで、プールサイドでのんびりひと休み。

DAY3

翌朝、起きたらすでに日は高かった。二人で遅い朝食をとっていると、友人が海まで歩いて行こう、と言い出した。

今日着ているシャツは、昨日のパッチワークシャツの色違い。リバティらしい南国の楽園を思わせるカラフルな柄。同じ柄のバミューダショーツとセットアップ使いすれば、リゾート気分は最高潮に達する。

昔話をしながら、緑の深い森を歩いていくと、だんだん潮の音が近づいてくる。ふと前を見ると、木立の向こうに白いビーチと真っ青な海が見えた。

DAY4

再び静かな朝が来た。今日はひとりを楽しもう、と思ったのもつかの間、スマートフォンに着信が。

ケンカしてしばらく距離を置いていた彼女から。話をして切った後、服を着替える。

今日の着こなしの主役はシックなモノトーンカラーのパッチワークシャツ。インナーには袖と裾がリバティプリントで切り替えられた黒いカットソーを着て、パンツはストレッチのきいた黒いボイル素材のテディで。

さあ、彼女が着く前に、片づけをして、ワインも買っておかないと。

DAY5

別荘のテラスでまったり過ごす午後。休みの間に読むと決めておいた本を読んでみるも、思わずうとうと……。

初夏のそよ風のせいだけじゃない。風通しのいいパナマ織りコットンのCPOシャツやタオルのようにサラッとしたブークレニットも僕をくつろがせてくれる。

この5日間、何か有意義なことをしたか? と問われれば、特にない。

でも、それでいいのだ。お気に入りの服を着て、大切な人と過ごした5日間。

乾いていた心に、再びみずみずしい潤いが満ちるのを僕は感じていた。